特定非営利活動法人ジャパンハート ファウンダー・最高顧問。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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1週間の終わり

1週間の終わり

 この地へ帰ってきてからようやく1週間。手術も何とか終了しつつある。
子供の手術も多く、病棟は子供がウロウロしている。
日本と違いなかなか清潔な環境も保てないため、医師や看護師が苦心して環境保持に勤めている。

 今日はスタッフで乳がんの患者達について話し合った。
ここは保険制度が無いので、全額自己負担。おまけに村の患者達の現金収入は少ない状況がある。
 乳がんの宣告をされても、手術以外の抗がん剤等の治療を数年単位で続けることは出来ない。そして、仮にある程度お金があり治療を受けれる場合でも、その副作用にも耐えれる人は少なく途中で治療放棄してしまう。
 日本での治療成績を見ても、彼等に家・田畑を売り払い、更に借金を重ねて、治療を受けに行きなさいとは言えない。

 医療は経済活動の一部だと思う。
建前は誰でも知っているが、現実を無視するわけにはいかない。 
だからここではここの医療の形があると思う。

ここでの乳がん治療の基本は、手術だけ。抗がん剤は基本的に無理。成績も悪いだろうが、現実である。

心から同情するが、私に出来ることは何かを考えてやっていくしかない。
私には全てに人は救えない。私が救える可能性があるとしたら、たったひとり。今、目の前にいる患者だけだ。
by japanheart | 2007-07-31 07:59 | 活動記録 | Comments(2)

ありがとうございます

ありがとうございます

たくさんのコメントありがとうございます。
 
 実は今この国は憲法草案の会議をしていて、ネットが不通の状態がずっと続いており(海外通信を制限されている状態です。)、ようやく本日ネットが一時的にかもしれませんが開通しました。
 
日本には「一隅を照らす」といういい言葉が伝わっていますね。
私の一隅は何かと良く考えます。
人にはその本分があるという言い方も出来ると思います。

今は皆が映画の主人公を演じたい時代です。
しかし映画は主人公だけで成立するわけも無く、様々な人々が表に裏に働きながら完成します。そのことが忘れ去られています。
主人公だけでなく全ての構成員が尊いのだと考えます。
多くの人たちに支えられた活動であることが分ると、例えばわずかなお金でもいい加減に使えないということが分ります。

私は自分の一隅を、歴史を貫く一本の力を通して、日本とその文化に片足を置き、世界の為にやっていくことだと認識しています。
日本はあと10年もしないうちに、世界の中で今よりも相対的に小さな国になります。
かつて威力を持ったお金という価値観では、もうほとんど省みられなくなると思います。
その時こそ、何をもって世界の人たちと付き合い、尊敬を集め、頼りにされ、喜んでもらえるか。
かつてアジアの極東に、金持ちの国があったというだけでは寂しい。

「かつてアジアの極東に金持ちの国があった。その国は今その深き文化と心によって世界を救う国へと変わった。」

それが私の目指すところです。
by japanheart | 2007-07-30 07:27 | 随想 | Comments(1)

今日は広島で

今日は広島で

今日広島に行ってきたのだが、ダライラマのインド亡命政府からの若者を支援し看護師にしようと試みている団体の人に会うためだ。
 組織として、何かお手伝いできるかをこれからゆっくり考えてゆきたい。

8月終わり頃、一度ミッションを出す予定にしている。

今日は移動に、長い時間がかかったこともあって、私は、誰を最も幸せにしなくてはならないのかというテーマについて考えてみた。
もちろん一番は自分を大切にすることだが、やはり家族かなと思う。そして私の周りに集う若い人たちで、その向こうに現地の人々が浮かんできた。
 自分を大切に出来ない人が他人を幸せに出来ない道理は、人は他人を自己の延長線で自覚するからだと思う。自分が怪我をすれば他人の怪我の痛みが分るということだ。
自分との重なりがあればあるほどに、大切にしたくなる。
ここが肝要なところだと思う。
現地の人々を本気で幸せにしたければ、自己の一部と少しでも重なり合わすより他に方法がない。それが出来ていないにもかかわらず、現地の人々のためにという人が多いが、それは欺瞞だと思う。頭(理性)ではそう思っても、心がついていかない。

現地と人たちの人生と自己の人生を重ね合わせねばならない。
それにはどうしても時間が必要だ。
遠くにいて机上では無理な話だ。

ものには順番があって、まず家族を幸せにする。友人を大切にする。仲間を大切に思う。そして、その向こうにある人々のために頑張る。
仲間や家族をないがしろにして、自己は幸せにならない。幸せでない人間は人を幸せに出来ない。たとえ出来たとしても一時のことだ。

いつも自己点検がいる。
自分は周りを幸せに出来ているのだろうか?
驕りはないだろうか?
by japanheart | 2007-07-21 00:10 | 基本 | Comments(9)

テレビに関すること

テレビについて

今まで何度もテレビに出たが、なぜかしらいつもすっきりしない。
 やはり他人がつくるものなので、自分のイメージや主張と違って映像化されてしまうことが多いためだ。
 つくり手は、一般の人が喜んだり、望んでいるようにつくるのだろう。
たとえば、分りやすく例を挙げると、大変人気のあるスポーツ、野球でもサッカーでも良いが、それを観戦しているのがテレビの前の人たち。戦っている選手たちが私たちという構図になる。
それを観戦している人が見たり感じたりしていることと、実際の選手が経験していることは、同じ現象でも大きく違っている。
テレビは常に、観戦している人の視線を意識している。
そこに私はジレンマを感じている。
by japanheart | 2007-07-19 23:31 | 医者の本音 | Comments(0)

テレビ放送「夢の扉」

テレビ放送「夢の扉」

7月29日のにTBSの「夢の扉」という番組に出演します。
夕方6時30分からです。
なにせ選挙と同じ日なので番組がすりかえられたりするのではという危惧もありますが。

是非ご覧ください。
長い間、撮影をして、たった30分の番組ですから、どのように構成を受けているか分りませんが。

私はちょうど現地にいて番組を見れませんが。
by japanheart | 2007-07-12 00:13 | 活動記録 | Comments(10)

これからへの期待

これからへの期待

 現在、私は日本にいて活動地には大村先生たちが残っている。
一昨年は高橋先生や看護師さんが同じように働いていた。

今は多くの人たちがここに来て働いている。
今もどんどん組織も成長し、多くの仲間たちとこれからもっとやっていくことになる。
今まで私がやってきたことをどんどん委譲してゆきたい。

人にも花にもそれぞれの時期にそれぞれの姿かたちがあると思う。
来年の今頃は一体どうなっているのか、楽しみだ。
昨年と今年、一昨年と昨年、1年ごとに全く違う状態になっている。
組織の成長の拡大スピードは私の想像範囲だが、本当に質の高い仲間の集まりは、はるかに私の想像を超えている。

詰るところ、人が全てだと多くの人は言っているが、そうだとすれば結構、いい感じに、成長をしているのかもしれない。
by japanheart | 2007-07-06 00:31 | 活動記録 | Comments(0)