ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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停電

停電を嘆く
毎日はげしいて停電が続く。
今は暑いし、湿度も高い。
手術中に停電になる、出血が噴いている、突然目の前が真っ暗になる。
手探りで、その場をしのぐ。
スタッフ達が懐中電灯で照らす。暗くて今ひとつ見えない。

嘆いてみてもはじまらないが、一度は嘆きつつ愚痴の一つでも言ってみる。

少しも気は晴れないが、時間はつぶせる。
やがて発電機が回り始める。
ガソリン代は高い。
大きな発電機は使えない。
汗を拭き拭き、手術を継続していく。
ガソリン代は患者の負担になっていく。
少しでも早く、手術を終わらせる。
もう何年、こんなことを続けてきたであろうか?
by japanheart | 2006-09-27 00:19 | 活動記録 | Comments(0)

みんな疲れている

みんな疲れている
最近忙しい。朝6時から始まり夜中の2時3時に至る。
朝から働き続ける。食事はその日の内に食べれるといいなと思う。
来る日も来る日も同じ様な時間。
「まだ3日しかたっていない、まだ三週間もこんな時間が続くのか。」と皆がつぶやく。

いつも皆が動いている。
そしてみんな疲れている。
それでもまだこころは動き、身体も動き続ける。

一体、何のためにこんな思いをしているのだろう。
何のためにこんなに働かなくてはならないのだろう。

この問いかけを私を含め、皆が自分に投げかけていることだろう。

少しづつ、少しづつ自分の本心に迫っていく。
自分の使命に迫っていく。
by japanheart | 2006-09-23 02:36 | 活動記録 | Comments(1)

子供の死

子供の死
昨日1人の子供が亡くなった。原因ははっきり分からないが、おろらく蚊が媒介するテング熱という病気から、出血を起こしなくなってしまった。ここに治療を求めて来て約20時間というあっけないものだった。
いつものことだが、父親や母親のすがるような目が心苦しかった。
たった20時間だったが、何度も助かるのではないかと思った。おそらく私自身でそう信じたかったのだと思う。結果が悪かった時、いつも敗北者のような、心境になる。たとえ初めからダメだとわかっていても、そのような心境になってしまうことには変わりない。
私自身は生は死の一部だと捕らえていても、周りの人たちの心にひきずれれる。
生死は、その人の運命だといつも思っている。他人が動かせるものではないような気もする。日本人なら少なからず分かってもらえるかもしれないが。
それでも、不遜な言い方だが、この悲しむ家族のためにこの少年を助けたかった。

この子が死ぬ1時間前この子の10歳くらいの兄が突然大きな声で泣き出した。
そのとき、私はこの子は死んでしまうと感じた。子供は感受性が高い。何かを感じ取ったのかもしれないとふと思ったのだ。

分かったような気になっていても、子供の死は、いつも悲しい。
相変わらず私は弱い人間なのだ。
by japanheart | 2006-09-19 11:59 | いのちの重み | Comments(0)

海を越える看護団ー2

海を越える看護団2

日本の女の人は繊細だと思う。
これは単に、表面に現れることだけではない。心の機微を感じるのも繊細にやってのける。そして相手をなるべく生かそうとする。
前に見た中東のイスラム圏で働く日本人看護師が向こうの女性のような黒装束を纏い、顔も覆っていた。
こんなことまでして人の役に立ちたいのだと感心した。
欧米の女性は多分ここまでしないだろう。

ここに日本人女性の可能性がある。
これを使いたい。
ここに集う日本人たちも、決して威張っていないが、皆それぞれに結構すごい可能性を感じている。

数年後、この組織は日本の誰もが耳にする組織になると思う。
それほどに、日本の女性は可能性に満ちている。
by japanheart | 2006-09-14 00:02 | 活動記録 | Comments(1)
海を越える看護団-1

この9月1日にジャパンハートの看護部門を閉鎖し、看護師を中心とした国際医療組織を世界で初めて産み出してみた。
その名も海を越える看護団 日本
今まで10年以上途上国で医療に関わり、実際におそらく日本人として数少ない臨床医療を続けておこない、そして今も自分でフィールドを持ち独自の観点で医療を続けている人間でなけんれば考えつかなかったかもしれない。

途上国では、子供の死因の多くは下痢症と気道感染に起因するとしたら、これは医者がいなくても初期の、段階であれば点滴をしたり、抗生剤を処方したりすることで救命できる。そしてそれを途上国の田舎では当たり前に、看護師や短期間だけトレーニングを受けた医療従事者がやっている現状がある。

それならば日本の看護師たちは潜在的にできないわけはない。ただし、最低6ヶ月は私の下でトレーニングを積まなければ、無理だと思う。
それが終われば、日本の看護師は立派に多くの子供たちを救うことができるだろう。
ジャパンハートの医者たちがそれをサポートする。そういう構図にしてみたい。
日本の看護師の人口は医者の5倍や6倍は存在する。さらに彼らは医師のように医局制度のようなしがらみもない。比較的自由に動ける。

女性の価値観を男性の価値観がサポートすると言い直すこともできるかもしれない。
by japanheart | 2006-09-08 00:07 | 活動記録 | Comments(0)

看護師・医師

看護師・医師

今日本に帰ってきて、次年度の看護師と医師の派遣選考を始めた。計3回ほど面接を計画しているが、今回が1回目。
こんなにも多くの人たちが応募してくるのかと思うくらい応募してくるようになった。
これでは選ぶ方が大変だ。
多くの組織はどうも様々な条件をつけて、書類で落としているが、一度は会って話を聞くべきだと周りの人に脅されつつ、本気の派遣希望者には私自らが会って話を聞いている。
こんなことをしているから時間がいくらあっても足らなくなり、わが子の顔すら見る時間が減っていく。

しかし、いろんな人の話を聞くが、どの人も私的には合格なのだ。
若い頃の私よりよっぽど立派だから、私が本当は選考しえた立場ではないのかもしれない。

どうしようか。
みんなをこの本当の国際医療の世界に誘ってあげたい。
私の本当にすべきことが見えてくる。


心ある医療従事者たちよ、謙虚に本気なら私の門を叩きますか?
by japanheart | 2006-09-05 00:55 | 医者の本音 | Comments(0)