ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

<   2006年 06月 ( 9 )   > この月の画像一覧

戦場のような

戦場のような

毎日夜中の12時過ぎまで手術が続いています。
まるで戦場にいるような状況になっています。一年に何度かこのような激しい時期がやってきます。
1週間で50~60件ペースで手術をこなします。病気も様々です。
このための準備は薬の調達も大変ですが、なんとかやっています。

早くこのような状況が過ぎてくれないかなと思いながら、過ごしていますが。
それでも大変なので、むしろ何も考えないようにしようとこころがけています。

ある程度まではいろいろ考えてやると何とかなるのですが、限界を超えてくると後は黙って黙々と、ただ黙々と山を登るようにやるしかないという感じです。
目の前に患者が寝る、手術が始まる。後はただ、リズムに乗って流れるように動き、そして最後まで終わってしまう、その間、ほとんど時間の感覚を消失し、心地よい疲れとともに済んでしまうという感じです。
by japanheart | 2006-06-23 00:25 | 活動記録 | Comments(0)

今の限界を超える

今の限界を超える
先日来、看護婦さんたちの話をしていますがその続きを。
彼は今大変にしんどい目をしていると書きましたが、その状態は相変わらず続いています。それぞれに自分の心が意識している精神的・肉体的限界にちかずいているはずです。
今までたくさんの人をこのような国に迎えやってきてみると、皆時間は違えども同じようになります。
普段は日本の豊かさのなかで幾重にも包まれているベールを剥ぎ取って、自分の本心が、それは自分の弱さであり、未熟さであり、汚さであり、ずるさであるわけですが、それらが意識の表面に浮上してきます。
普段自分は他人に寛容で、優しく、人類愛に満ち、奉仕の心を持ったたいした人間だという傲慢さが一気に吹き飛ばされます。
こんなにも自分は弱く、だめな人間なのかと、イヤでも思い知らされます。
また、他人の言動がとても腹が立つ。いつも最初に自分に利益を誘導したい。
いつも楽をしてたい。たまにはゆっくりと休んでみたい。
そんな様々なことが認識されていきます。

人は自分の弱さを認識しない限り、それを修正したり変えたり出来ないものです。
認識することによって自分の一部から分離させることが出来るからです。
それを常に心がけ、治す試みをし、初めて修正、改革されていきます。
そしてこの能力は経験的には訓練によって、修正可能で、最終的には自己の精神的能力・心の力は伸びていくものです。

ココに訪れ、長期で私の元で研修する人たちは、1年もすると別人になります。
今の心の限界を突破し、能力を伸ばし、なをかつ自分の弱さを知るからです。
今は産みの苦しみの時期なのでしょう。
by japanheart | 2006-06-19 12:01 | 基本 | Comments(0)

新しい人たち

新しい人たち
ココにも今年日本から何人もの看護婦さんたちが来て自分自身とミャンマーの人たちのために働いていますが、既に1月が過ぎ一体最近はどう感じているのでしょう。

最近は毎日手術が終わるのが夜中12時を回り、それからご飯を食べ滅菌やその他のことをやって寝るのは3時過ぎているのではないでしょうか?起きるのは6時頃だと思いますから、彼らはあまり寝ていないかもしれません。
私はもっと寝るようにしています。

そういえば最近彼らの口数が減ったような。疲れているのでしょうね。大変だけどこれは生涯のうち最も濃度の高い時間の1つになると思います。

彼らは通常1年の期間。
ただ前を向いて突っ走ればいいと思います。

こうやって時間のことも、日本のこともお金のことも将来のことも全て忘れて働いてみる。何も不安にもならず天秤にも掛けず生きてみる。そこには打算はない。打算がなければ欲が入り込み、判断を狂わすこともない。
ココから彼らにはさらに追い討ちを掛けてもう少し上へ行ってもらいます。
by japanheart | 2006-06-16 02:51 | スタッフと想い | Comments(2)

寄付の話

寄付の話
今日、日本から東大阪中央ロータリークラブの方々が来ました。
以前寄付された麻酔器の確認に来たのでした。

これはいいことだと考えています。日本の人たちは自分のお金がどうなったか関心がないのかどうでもいいのか知りませんが、ほとんど何もいいません。
私はこのような世界に長いこと関わって、それらのお金が如何ににムダにないがしろに使われてきたかという現実をこの目でしっかりと見てきましたから、正直うんざりしています。
これは官民を問わず、援助に関してはひどいものです。
その内容も作用反作用のごとく結果を問わなければ、いい加減にされてしまうのも当たり前で、それがずっと続いていくわけです。

ですからいつでも今回のようなチェックというか、どうなったかの確かめる訪問はお互いにとってすばらしい結果を生むのだと思います。

この世界は国連も政府機関も民間もどこも変わらず魑魅魍魎の跋扈する世界ですから。
by japanheart | 2006-06-13 00:21 | 活動記録 | Comments(0)

持病

私の持病

私には実は持病が3つある。
1.胆石 2.水腎症 3.片頭痛

1の胆石には30歳代の頃、何度か陥頓をおこし塗炭の苦しみを味わった。背中が痛くなり脊髄に何か異変が起きたのではないかとはじめは思った。手術もせず、食事を整えることで今は、胆石たちも静かに眠っている。

2の水腎症はこれも30代の頃、何度か真っ赤な血尿を出した。がんでも出来たのではと密かに夜中に自分で超音波をしてみた。体調が悪かったり、無理をしすぎると腰が重くなってくる。今では血尿は出なくなったが水腎症は超音波をするたびにしっかりとそこにいる。

3の片頭痛には1月に1回は悩まされる。起こり始めると立ち上がることが出来なくなる。立つとすぐ吐く。目の奥も痛くなり、なかなか同じ体制で安定して休むことが困難になる。頭痛薬を通常の2倍飲むと数時間で収まり始める。
この片頭痛は私にとって何よりのバロメーターになっている。今疲れているぞとか、寝不足や食べ過ぎ、風邪気味という時には、必ず頭が重くなる。
だから早めに休めているのかもしれない。むしろ最近では感謝している。

実は今日、その片頭痛で手術を1つ明日に延ばした。患者にはかわいそうだったが、下手な手術をするよりいいと思って止めにした。明日また頑張ろう。
今日も私が休んでいる間も、看護婦さんたちは休むことなく働き続けている。すごいと思っている。後、ミャンマー人スタッフも朝5時過ぎから夜中1時過ぎまで働き続ける。ココの国の人間はよくサボったり働かないという人もいるが、すごい人も多くいる。また近いうちにそのスタッフを紹介したい。
やっぱり、若さというのはエネルギーであり力であると思う。
明日は今日より少し働こう。
by japanheart | 2006-06-09 01:03 | 活動記録 | Comments(0)

イラワジ川の濁り

イラワジ川の濁り
今年も雨季がやって来て、川が増水し、水が濁りはじめました。
今は黄色に茶色を混ぜたような色に完全に変色しています。

短期でも日本に帰国し、人に会ったり講演したりして日本の中で暮らしのなかでいると、段々自分が僧正慢になってきてしまうことに気づく。

だから私はココへ帰ってくる。ココへ帰ってきて、自分の身の程を知る。
ちっぽけな自分を認識する。情けない自分を認識する。
多くの人に助けてもらわねばやれない自分を感じる。
もう20才や30才の若い世代には敵わない自分を恥じる。

だから、いつも中道に、正道に自分を引き戻せるのだと思っている。
日本にいて地位を得て、どんなに威張っていても私には魅力的なものではない。
私と同じ世界にも、そんな人たちもいるが気の毒だとさえ思っている。

ココに戻り、濁った川の水を浴びたその時に、私は己の身の程を知る。
by japanheart | 2006-06-08 01:00 | 基本 | Comments(0)

同じパターンの繰り返し

同じパターンの繰り返し
ココへ来て3年目、3年間繰り返しているパターンがあります。
ココの病院で働いている現地人医師は大体が定年後、勤めに来るため60歳を過ぎています。やめる前は大体病院の管理職を何年もやっていて長い間臨床医療から離れています。そしてココへ来て再び再出発というわけです。
そこに日本人がいるわけです。
しかも手術までしてしまう。
患者が押し寄せる、、、、日本人に。という構図です。

そこで必ず彼らの不満が生まれます。
次に、外国人が診る前に自分達が診なければならないということになり、手術はあまり出来なくても自分は手術を出来る、なんでもすると言い張りやってしまいます。

そして今度は患者達が怒り出します。どうして日本人に診てもらえない。どうして日本人に手術してもらえないのかということです。

現地の医師は俺たちだって充分何でも出来るのだ、と言い張ります。
そして色々なところ、病院のスタッフ、管理委員会、僧侶まで巻き込んでいつものようにごたごたし出し、その医者が辞めていくというパターン。今回は3年目、例によっていつものパターンが始まりました。

私はまあ、日本人がやっても現地人がやってもどちらでもいいのです。要は、患者達が求めればそのようにするという具合です。
個人的には現地人医師に対しては60歳を過ぎて、そこまで見栄を張らなくてもいいのではとおもっていますが。出来ることをある程度して、うまく全体を調整していくのがその年代の仕事だと思いますが、どうも、、、、、。どこの国でも同じですかね。

ココに外国で長期に医療を行う難しさがあります。どうすり合わせるか。どうお互いの、患者を含む3者のバランスをとるかが問題となります。

ですから、短期の医療援助や緊急救援と違って単に効率論ではかたづかない、極めて非効率な人間の心の問題が絡んできます。
by japanheart | 2006-06-06 14:29 | 活動記録 | Comments(2)

始まりましたよ

新しい始まりですね。
2006年度の活動が始まりました。
新しい始まりです。
新規の長期の派遣者が多くやってきています。
今年は看護師8名が常駐予定です。
それに短期の看護師たちを加えて賑やかになりつつあります。
医師はミャンマー人が2から3名常駐しています。

日本からは今年は長期では受け入れを社会的な情勢をみつつ保留にしています。
来年から再開予定です。

多くの医師や看護師の応募がありますが、どの人にも本気でやりたい人には道を開いてあげたいという思いがあります。
そのせいで今年は8名も看護師が常駐する結果となりました。

今やジャパンハートの名前は広がり多くの人たちの支援とその名前の浸透が少しづつ影響力を持ってきていると認識しています。
その流れは少なくとも数年は加速していきます。

出来うる限り、あとに続く人に道を造りたい。組織の規模や名前を広める意味はそのためにこそあるのだと考えています。
人生には時期があり、それをはずしてしまうと二度とチャンスは来ないかもしれない。
だからその機会をぜひ皆に示してあげたいと思っています。

目的もなく、あるいはとっぴな目的のために、単に組織の規模や名誉を求めるやり方は10年前に終わっているのです。
e0046467_032862.jpg

by japanheart | 2006-06-04 00:33 | 活動記録 | Comments(2)

2006年度始まる

2006年度始まる
今年の活動が本格的に再開しました。
こちらからのブログの更新は、サーバーダウンの長い影響で今もなかなか出来ない状況です。
 今年は団体としても大きな動きをする予定にしています。
多くの看護師をはじめ医師、学生の皆さんがジャパンハートに関わるようになり、いまや驚くほどの勢いをなしています。
それが恐らくこれから日本という国が世界に向かって何か使命を発信する大きな前触れのような気がしています。また、そのような使命を背負った人たちが、ここに関わってきていると確信しています。

今月は8人の長期派遣の若き看護師の皆さんがここに集います。
そして、ここから日本の皆さんに向け大きな希望を発信します。
どうかご期待下さい。

国際医療という分野で、本当に困っている多くの病める人のために尽くしたい人は、どうぞここに集ってください。



 
by japanheart | 2006-06-02 00:56 | 活動記録 | Comments(0)