ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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国際医療を目指す人へ

国際医療を目指す人へーここへ来る人たちへ
ここに見学やボランティアにきたいという人たちに言っておきたいことがあります。
ここは私たちの生活の場であり、仕事場であり、なをかつ人生修養の場として機能していると言うことです。
ですから、ここへ訪れたい人は本気に道を求める人や他人のために役に立ちたいと思っている人だけ来てもらいたいと思っています。
少し覗きに来るのは、私にとっては自分の家を少し覗きに来られているようなもので、ここで人生の一部を賭して働く他の日本人たちにも決して気持ちのいい事ではないということです。
あなたがもし家をも知らない私の家を訪ねるとしたら、どのように礼儀を払い、身なりを整え、心を砕くかは自ずと分かるはずだと思います。
私はそれを当たり前だと思っていますが、どうでしょか?
自分の都合だけでなく、まずは相手方のことを考えることが、ボランテャアの基本だし、それが出来なければ人のためにも生きることは難しいことだと思います。独善でやったことは必ず違う問題を起こします。
ここへ来られる方々は、どうか本気になったときがその最適な時期です。その時期までお待ちください。
国際医療奉仕団ジャパンハート
by japanheart | 2006-01-31 18:23 | 基本 | Comments(1)

淡々とやる

淡々とやる
日々淡々と周りに惑わされずにやっていくことの大切さを感じています。
先日、私がいない間にイタリアで働くミャンマー人医師がやってきたそうです。首都ヤンゴンで一番大きい外資系の病院で手術室を見学し、この慈善病院へもその後やってきました。
そしてこの病院を見た後こういったそうです。「向こうは天国、こちらは地獄」。
とうちのスタッフが言っていました。
私はスタッフ達に次のように言ったのです。
もし私達が日本と同じレベルの医療機材や資材を持ち込み、この病院を改造したらどうなるかを考えて下さい。それはここに突出した医療施設をつくり、しかもどこよりも安い値段で医療を提供してごらん。たちどころにお金もあるミャンマー人も無いミャンマー人も集まってくるでしょう。しかし、必ずや周りとのバランスを崩し、私達はここから撤退するような羽目になる。そんなこと歴史が証明している。1週間程度や1月程度なら問題にならないかもしれない。しかしずっとやっていくということは、うまくバランスをとるという作業が必要になってくるのだ。
私達はたとえお金でいいものをこの国に持ち込む力があっても、それをしてはいけないのだ。あくまでもこの国の、しかもこの地域のレベルに合し、この地域の医者や病院が許す範囲のレベルに留めるという意識が必要だと思う。
その考えが気に食わない人たちは、自分達でここに来てやればいい。
でも見てごらん、今まで色々言っていた人たちでここに来て住み、何年も続けてやっていく覚悟があった人が一人でもいましたか?
色々言う人たちはいます。しかし私達は私達の考えが会ってそうしているということを理解し得ないのだと思う。私達はただ自分が正しいと思うことを淡々とこなしていけばいい。
長期的展望でやるということはそういうことなのだと。
by japanheart | 2006-01-29 12:27 | 医者の本音 | Comments(0)
母系型組織を創る
どんのような型の組織を創るかと良く考えます。
そんなこと考えた事もないような組織のトップも多いと思います。
しかし、考えなくても知らず知らずにある型になっています。
それはたとえ組織の長が男でも女でも、男系型組織構造です。
日本という国柄、その文化背景を思ったとき、やはり私は母系型組織こそ次の組織の形だと思うようになりました。日本の女性達のポテンシャルの高さ、そして時代が押し出す女性の力、それを考えた時、あるいは感じた時、そのようにすべきなのだと思うに至りました。
今、多くの若き世代がココに集い始めています。
このジャパンハートは必ずや多くの男系組織を質で超えていきます。
そのようなことはここに居て多くの若き世代に接していると当たり前に思えてきますし、完全なイメージも涌いてきます。後は現実が追いかけてくると思います。
そして多くの若いエネルギーがここから巣立ち様々なところで活躍する日が楽しみです。
そのための道を造って生きたい、そう思っています。
by japanheart | 2006-01-26 12:59 | 医者の本音 | Comments(0)
国際医療を行うということ
国際医療を行うことについての私の考えがあります。
多くの方々が、ここへ将来国際医療を志しやって来ます。
私はよく言うのです、「2年で正しいことが、10年で見たら正しいとは限らない」
また、
「自分のやっていることにピークを作ることは、やがて終焉を生む」
と。
私はよく、今の状況を次のように例えます。
私はこの国際医療という頂なき山を生涯上り続ける一登山者です。
もし、私が人生の中でたった2年間上るだけならば、もっとペールを早めよう、今日少しでも上に登ろうと考えるかもしれません。しかし、生涯登り続けるならば、ペースを乱さず、ゆっくり楽しみながら登りたいと考えるはずです。時には岩に腰掛け、野辺の花に心を動かし、鳥のさえずりに耳を澄まし、碧く美しい空に心を奪われることでしょう。
それは、ひとことで言うならば、今を楽しむ、ということになります。
そして先を急がないことでしょう。なんせ終わりなき旅をしているのですから。
そのような視点があるから、10年や30年の時間軸の中で物事を捉え、そして医療を展開できます。基本的に、私は数週間や1年程度、国際医療をした人と、私自身は表面的に同じことをしていても、全く違った世界に住んでいるし、違った考えや感じ方をしていると思っています。
ですから、ここへ道を求めてくる多くの人に、私のようにできなくてもこの1年だけと思わず、生涯、何らかの形で関わり続けたほうがいいといっています。
そうすれば、少しでも見えない世界が見えてきます。
それを見なければ、このようなことをする意味は半減するとお思います。
by japanheart | 2006-01-21 15:42 | 医者の本音 | Comments(0)

未来のこと

未来のこと
時折、ジャパンハートの未来のことを考えます。
10年後にも、この組織は残っているのだろうかと。
私は世の中に偶然はないと信じています。
善因善果・悪因悪果であると。どんなことが起こっても、全部自分の蒔いた種だと認識しています。ですから、人のせいにはしません。
いつも、ジャパンハートはなぜ生まれたのだろうかと考えます。それには必ず理由があるはずだと。
はっきりしたことはわかりませんが、この組織を創ることが、そしてジャパンハートという組織を使って世の中のために働らくことが、私に与えられている天命なのだと認識しています。
極端な言い方に聞こえるかもしれませんが、この組織は神仏の造ったものであるから、尊いし人の力では壊せないと考えています。また、どのような人や動植物でも皆神仏のつくったものであると。ですからそれぞれに尊いのだと。それが私が他者に接するときの基本のバックグラウンドになっています。
しかし、私はキリスト教徒ではありませんから、今やっていることは神様のミッションとしてやっているとは考えません。
もちろん自分がやりたいからしているのですが、大きな宇宙のその無数の絡み合う縁のなかで、多分私がそのように動かされているのかもしれません。知らず知らずのうちに私はそのように、因果の中で動いてしまっているのだと考えます。しかし、神仏は私には何も強制はしてきません。そこ、ここに注ぐ太陽のごとく、当たり前に、ごく当たり前にそこにあるだけです。
私は、自分の意思でやりたいと思い、誰にもほめられたいとも思わず、お金も何とかやっていけるだけあればいいと思い、淡々と動いています。
ただそれだけです。
そのため、お金も積極的に集めてはいません。ですが、活動するに足りるだけのお金は自然と集まってきます。ですから、私はそのために誰にも媚びなくても済んでいます。
こんな不況の時代になんと幸せなことだと思います。
多分、ジャパンハートは過不足無く、すべてが回っていくはずです。それが天の采配だと思います。もし、何でも足りなかったり余ったりすれば、組織に澱みがあると考えます。強いてはそれは私自身の澱みなのだと。
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by japanheart | 2006-01-16 02:15 | 随想 | Comments(0)

滅菌という問題

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 故障した滅菌器
滅菌という問題
ココに来て、治療を始めて、特に手術をする場合、最も問題となる事柄の1つに、手術道具や手術資材の滅菌があります。昨年、この病院の滅菌器で消毒をしていた時期、術後の感染が50%以上になり、大変な目に遭いました。原因を突き止めていくと、やはりその滅菌装置に行き当たり、結局昔のようなお湯を沸かし滅菌するように、滅菌方法を変えた結果、感染がなくなりました。
それから寄付のお金で、新しい滅菌器を買い、ようやく落ち着きました。
ところがこの滅菌器は中国製で、どうも連続使用に耐えられないらしく、水もこまめに入れ替える必要もあり、なかなか厄介で、とうとう先日壊れてしまいました。
そして再び、昔のようなお湯を沸かした滅菌に逆戻りしてしまいました。

この国では一度壊れると、日本のように早くは修理してはくれません。ひどい時は1年以上かかってようやく戻ってきます。今回もすでに1月以上経って戻ってきません。
何から何までゆっくり進んで行きます。
日本の医者や看護婦にとって、この様な時間感覚と医療環境の違いが大きなハードルになっています。
    
国際医療奉仕団ジャパンハート

by japanheart | 2006-01-08 21:18 | 活動記録 | Comments(0)

時を早める

時を早める
ジャパンハートは今年で設立3年目になります。
日本に本物の医療ボランティア組織を創ると決意してはじめてからあっという間に時間が過ぎました。事は全てスムーズに進むわけではありませんが、徐々に私たちと合う組織や人々がどのようなものなのかが少しづつ分かってきました。
海水と淡水に棲む魚が同じでないように、なかなか上手く違う性質の水にはなじめないと最近つくづく思っています。これからどのような性質の、どの程度の純度の水の中でどのように生きていくかをもっと突き詰めて考えていきたいと思っています。

             時を早める
ということを最近はよく考えます。
人間でいうと成長を早める。
店でいうとテンポ拡大や商品開発を前倒ししてスピードアップする。
ということだと思います。
私たちの組織ではどのようにしたら成長を早める事が出来るのか。
私はジャパンハートという組織の成長を早める手段を今年は採用する予定です。
この組織に今年どのような変化を持ち込んだかを知ってもらえば、その手法が分かります。

人間でいうと成長を早める。
店でいうとテンポ拡大や商品開発を前倒ししてスピードアップする。

というようなことも私には手法的に可能です。
生物も無生物、否、何がしかの概念すらも基本的には同じように時を早める事は可能なのだということが分かりました。
by japanheart | 2006-01-05 14:28 | 随想 | Comments(0)