ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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カテゴリ:基本( 89 )

今の限界を超える

今の限界を超える
先日来、看護婦さんたちの話をしていますがその続きを。
彼は今大変にしんどい目をしていると書きましたが、その状態は相変わらず続いています。それぞれに自分の心が意識している精神的・肉体的限界にちかずいているはずです。
今までたくさんの人をこのような国に迎えやってきてみると、皆時間は違えども同じようになります。
普段は日本の豊かさのなかで幾重にも包まれているベールを剥ぎ取って、自分の本心が、それは自分の弱さであり、未熟さであり、汚さであり、ずるさであるわけですが、それらが意識の表面に浮上してきます。
普段自分は他人に寛容で、優しく、人類愛に満ち、奉仕の心を持ったたいした人間だという傲慢さが一気に吹き飛ばされます。
こんなにも自分は弱く、だめな人間なのかと、イヤでも思い知らされます。
また、他人の言動がとても腹が立つ。いつも最初に自分に利益を誘導したい。
いつも楽をしてたい。たまにはゆっくりと休んでみたい。
そんな様々なことが認識されていきます。

人は自分の弱さを認識しない限り、それを修正したり変えたり出来ないものです。
認識することによって自分の一部から分離させることが出来るからです。
それを常に心がけ、治す試みをし、初めて修正、改革されていきます。
そしてこの能力は経験的には訓練によって、修正可能で、最終的には自己の精神的能力・心の力は伸びていくものです。

ココに訪れ、長期で私の元で研修する人たちは、1年もすると別人になります。
今の心の限界を突破し、能力を伸ばし、なをかつ自分の弱さを知るからです。
今は産みの苦しみの時期なのでしょう。
by japanheart | 2006-06-19 12:01 | 基本 | Comments(0)

イラワジ川の濁り

イラワジ川の濁り
今年も雨季がやって来て、川が増水し、水が濁りはじめました。
今は黄色に茶色を混ぜたような色に完全に変色しています。

短期でも日本に帰国し、人に会ったり講演したりして日本の中で暮らしのなかでいると、段々自分が僧正慢になってきてしまうことに気づく。

だから私はココへ帰ってくる。ココへ帰ってきて、自分の身の程を知る。
ちっぽけな自分を認識する。情けない自分を認識する。
多くの人に助けてもらわねばやれない自分を感じる。
もう20才や30才の若い世代には敵わない自分を恥じる。

だから、いつも中道に、正道に自分を引き戻せるのだと思っている。
日本にいて地位を得て、どんなに威張っていても私には魅力的なものではない。
私と同じ世界にも、そんな人たちもいるが気の毒だとさえ思っている。

ココに戻り、濁った川の水を浴びたその時に、私は己の身の程を知る。
by japanheart | 2006-06-08 01:00 | 基本 | Comments(0)

そろそろ時間です。

そろそろ時間です。

そろそろ本格的に活動を再開する日がやってきました。
最近、講演会で話をするとどうも、医療自体の内容から逸脱し、若い世代の人たちに向かって

「自分の力だけやっていく勇気を持て」
「権威や権力区をはじめから当てにするな」
「お金に支配されるな」
「もっと感性を磨け」

などといっています。


たぶん自分自身に対して言っている側面もやはりあり、今更ながら全部大切なことだなと思います。

ひとことで言うと
    自分を信じろ
ということなのでしょう。
いつも私は自分を信じようと自分に言い聞かせているのだと思います。
by japanheart | 2006-05-24 09:14 | 基本 | Comments(3)

まじめにやる

まじめにやる
とにかくまじめにやる。
それが大切だと思っている。
ここに来る多くの若い世代は、日頃お世辞にも緊張をする生活を送っているとは思えない。会ってみても、溢れ来る緊張感が伝わってこない。それが、すなわち日本という国の、生き写しだと思う。若者はその国の鏡である。
だれた生活からは、人の心を打つようなものは生まれにくい。
一見だれているように見えても、研ぎ澄まされた感性を宿していないとダメだ。
若いうちはゆるみという状態から鋭さを生み出すことはできない。
歳を重ね、経験を重ねることによってこのゆるみが、所謂、ためになりより大きな鋭さを生み出す。
だから若いうちはとにかくまじめに、直線的に生きてみることが大切だと思う。
時期が来れば、やがて生き方が弧を描けるようになり、人としてのうまみが出てくる。
私は今でも直線的に行き過ぎて、人から疎まれることが多い。
まだまだ、未熟なのだと思う。

若い人は私よりもっと直線的な生き方をしてもらいたい、と思っている。
      あっという間に10年くらいは過ぎていく。
by japanheart | 2006-04-07 12:46 | 基本 | Comments(0)

歩くーその3

ゆっくり歩くーその3

どうしてマザーテレサが多くの人の心を打ったのかを考えてみる。
彼女がしたことは、莫大な規模でもなければ、多くの人の命を救ったわけでもない。
むしろ近い将来、死に行く人たちを見送っただけではないのか。
しかし、彼女の人生は豊かだった。と私は推測している。
彼女の生き方は、効率論からは大きく逸脱している。

人の人生は本来、効率論では矛盾を起こす。

だから、私のしている活動は国際協力や国際医療という分野の範疇には入らないといってくれる人もいる。それが心地よい。
私はむしろもっと、精神的な活動だと思っている。

ここに来る人たちにもある意味、それを私は強要している。
型に当てはめるのは、またすごく価値あることだと思う。
窮屈な環境があって初めて、人は真の自由を認識できる。
by japanheart | 2006-03-31 16:08 | 基本 | Comments(0)

歩く2

ゆっくり歩くーその2
そうしてゆっくり歩いてゆきたい。
いつも考えている。
外見のことはどうでもいいのだ。外見の豊かさは、表面的な喜びに関係することが多いが、本質的な喜びには心の用い方さえ間違わなければさして影響を及ぼすものではない。と信じている。
私がここで何万人もの人を助け、勇気づけても、その数が多ければ、私自身の人生が直接豊かになるわけではない。たった1人でも私自身の人生は豊かになりうる。他人の人生を豊かにしても、自分の人生が豊かでなければ、私は自分の人生を全うしたことにならない。私が生きれる人生はたった1つ。この人生のみである。
だからスタッフには、数に溺れたり、踊ったりするなといっている。
少なくとも日本人には本来、働くことはそれ自体、人間形成の大きな手段であるから、数に踊らされないで、日々大切に働けと説いている。
効率論で、このような活動に関わっている人は多いが、私には馴染まない。
そのような人たちの生き方や考えは尊重しても、同意はしない。
この人生を如何に豊かに全うするか、そればかり考えている。
by japanheart | 2006-03-30 12:10 | 基本 | Comments(0)

歩く

ゆっくり歩く

JAPAN HEARTという組織を創ってから、とうとう今年で3年目に入ります。
様々な計画と予想は何度も修正され、今の形を保っています。
この組織は、通常の他の組織と全く違うコンセプトでやっています。
1つは拡大戦略はとらない。
むやみな拡大戦略は1990年代までの発想です。
時代の流れは、既に変わっています。
今は内充の時代。
組織も人もそれは変わりません。
多くの拡大戦略の組織は、企業もホテルも店舗もどこも経営難のところが多いのはそのためだ、というのが私の読みです。
JAPAN HEARTは亀の歩みほどのスピードでゆっくり溢れるように拡大をしていくことがあっても、いつもコンセプトは内充です。そこで働く人の心も、やっている活動の内容も全てそうしていきます。
by japanheart | 2006-03-28 13:34 | 基本 | Comments(0)

国際医療を目指す人へ

国際医療を目指す人へーここへ来る人たちへ
ここに見学やボランティアにきたいという人たちに言っておきたいことがあります。
ここは私たちの生活の場であり、仕事場であり、なをかつ人生修養の場として機能していると言うことです。
ですから、ここへ訪れたい人は本気に道を求める人や他人のために役に立ちたいと思っている人だけ来てもらいたいと思っています。
少し覗きに来るのは、私にとっては自分の家を少し覗きに来られているようなもので、ここで人生の一部を賭して働く他の日本人たちにも決して気持ちのいい事ではないということです。
あなたがもし家をも知らない私の家を訪ねるとしたら、どのように礼儀を払い、身なりを整え、心を砕くかは自ずと分かるはずだと思います。
私はそれを当たり前だと思っていますが、どうでしょか?
自分の都合だけでなく、まずは相手方のことを考えることが、ボランテャアの基本だし、それが出来なければ人のためにも生きることは難しいことだと思います。独善でやったことは必ず違う問題を起こします。
ここへ来られる方々は、どうか本気になったときがその最適な時期です。その時期までお待ちください。
国際医療奉仕団ジャパンハート
by japanheart | 2006-01-31 18:23 | 基本 | Comments(1)

評価のない世界

10年かかったんです。e0046467_13474946.jpg
先日、むかし家屋の一角を改造して手術を始めた話をしましたが、今は写真のようなところで手術を行っているんです。充分な設備があるわけではないですし、日常的に停電などひどい状態にありますが、これまで改良してくるのに、これでも10年かかったんですね。どこかから大きなお金をもらいやるのは何てことない事ですが、人のお金ばかりを当てにしてやると、とにかく無駄を多く出してしまいます。必要なときに必要なものを少しづつ増やしていくというのが、ものの考え方の基本だし、人のお金を預かった人間のやるべき姿勢だと思っているんです。どんぶり勘定で、頭の中だけの構想だけで造ってみて、本当に無駄になったものを私は多くこの国際協力の世界で見てきています。それは別に官に限った事ではなく、民でも同様です。意外と思われるかもしれませんが、何せこの世界は評価の殆どない、馴れ合い関係の世界なんです。評価のない世界では、自己改善が、人間同様、難しいのです。
by japanheart | 2005-08-23 14:35 | 基本 | Comments(0)