子供たちーその2
2005年 09月 13日
今時の日本の子供は概して甘やかされて育てられていると考えている方たちも多いと思いますが、ミャンマーやアジアの国々の子供はどうなのでしょうか?
シンガポールや他の東南アジアでも大都市などの子供が少ない国や地域では、教育熱心ですが、甘やかされがちです。ミャンマーでもヤンゴン、マンダレーなどは親が近くの学校まで、車で送り迎えは当たり前で、家政婦たちが殆どすべてをやってくれます。これはどこの国もアジアではさして変わりはないのでしょう。では地方はどうか?実は大都市でもその国の一般的なレベルの家族や地方では親権が強く、結構子供にいうことを強制的に効かせています。
ある団体が20歳台後半の女性を雇ったとき、その母親が「首都を離れて、地方へはたとえ1月でも勤務させない」といったときにその女性は、やっぱりその母親に逆らわないのです。結構いい条件の仕事でもやめてしまうのです。そのような例にはいとまがなく、子供は親に対しては殆ど逆らいません。
また、ある地方で、母親が2歳くらいのいうことを聞かない子供をバチバチに叩いているのを見たこともありますし、ここそこで母親が、よく子供を殴りつけています。でも、この国は世代交代がうまくいっているんですね。日本はあまりうまくいかない。単なる暴力と教育は表面的には同じ現象でも、その効果はまったく違うものになるんですね。