医療援助
2008年 06月 09日
最近様々な情勢を判断し、私たちが日本政府の公式の医療隊が入る2週間以上前にすでに医療援助隊を派遣し、援助をはじめていた事実を先日NHK のテレビで公開した。世界で初めての海外医療チームの活動だったと思う。
何せ開始後1週間以上経って途中、私が一度ジャパンハートの援助チームから離れ日本に更なる調整に帰ってきて再び現地入りするときに、日本の医療隊派遣の相談をする先見人が一緒の飛行機に乗っていた。
本当に助けたい人は、別に組織に頼らなくても1人でもやるんだろうと思う。
私たちが上手くいっている理由はひとつ。
現地の文化や伝統、慣習を決してないがしろにしない形で、援助を展開しているからだ。
人命最優先、もうその時期には遅すぎる時期ではあるが、という状況下でも、われわれの価値観を押し付け続けるだけでなく、現地の伝統や文化と折り合いをつけてゆく。
だから、現地の人々も協力してくれる。そして大きなことが成し遂げられてゆく。
お金でやれることもある。たくさんの人も雇えるだろう。大きな組織はそれもありかなと思う。
しかしそれとは別の、アプローチの仕方もあると思う。