ミャンマーは安全か
2005年 09月 05日
私が現在活動する地域は、治安という面では、全く安全な地域です。ミャンマーは他の東南アジア諸国に比べて、安全な国であるといっても差し支えないと思います。一部の偏った報道のせい(殆どすべての報道がそうですが)で、危険な国であるという印象を持たされているに過ぎません。もちろん国境のほうには一部危険な地域があることは事実ですが、基本的にそのような地域への訪問許可を外国人にはミャンマー政府は出していないと思います。南米やアフリカやアジアの一部の国に住んだ経験のある人々は大概「ミャンマーは家族と安心して暮らせる国だ」と言うのを何度も聞きました。
この安全性の理由は、このミャンマーという社会が、かつての日本がそうであったように、①仏教が道徳の根底にある ②村(村落共同体)社会である ③相互扶助の国である という事実に支えられています。驚くべきことに、その地域で起こる小さな変化は大概、誰かによって把握されています。そしてあっという間にみなに知れ渡ります。
また、近年の事実からも分かるように、テロの可能性すら、アメリカや日本よりはるかに少なく安全といえます。911のテロやサリンの事件などありませんし、その後の各国の事件に比べても、その程度は取るに足らないものです。隣国タイ、ラオス、カンボジア、フィリピンのような殺人事件などの話も殆どありません。
報道いうのは、残念ながらある意味、ある考えを強要するかのように流されているものだと思います。