いつもと同じ時間
2006年 12月 30日
いつもと同じ時間が流れていく。
今時計は夜中の1時半を過ぎた。ようやく今日の手術の日程を終えて帰ってきた。看護婦さん達はまだ、働いている。
すべての手術予定が終わらず、1件明日に延ばした。
明日は9件の手術をしなければならない。
もう12月も終わり、新しい年を迎えようとしているのに、ここはいつもと同じように時間が流れていく。
この国では、西暦の1月1日は特別な日ではないようである。
だれも新年を喜んでいる人間は見かけない。ここに居る日本人だけが、何となく新たな気持ちになっている。
人間が決めたきまりなど、所詮そんなものかもしれない。