伝えるべきもの
2015年 05月 20日
私の子どもの頃の同級生に有名なミュージシャンがいるのだが、先日彼の所属会社にお邪魔した。
そのとき社長も一緒に同席されて、しばらく話をした。
そのとき、社長が私に言っていたのは、それそろいい年になりつつあるからもっと体を労わっていかないといけないということと、人の持つメッセージ性というものだった。
このメッセージ性は多くの人のあり方のヒントになるかもしれないので今日はそれをshareしたい。
大体かいつまんで言うと以下のようになる。
1) 歌が上手いだけでは売れない。
2) ルックスだけで売れることもないので、今はそういう人を求めてはいない。
3) 売れる人には必ずメッセージ性というものが備わっている。
4) 伝えたいメッセージが音楽を通じて、お互いの魂で感応して、伝わっていく。
これは多分、音楽だけでない。
きっと、人は何をするにしてもメッセージ性を持っていなければ、広がらないのだと思う。
自分に備わるメッセージ性とは何か?
自分は何を伝えたくて今、この仕事に就いているのだろうか?
そういうものを今一度点検してみてはどうだろう。
表面的な理由ではなく、ずっとずっと自分の心の本音の部分に切り込んでいきながら、確認してみては。
ちなみに、その同級生は、今ある自分のあり方を、私と同じだと言っていた。
自分は自分のために、音楽をやっている。
自分がやりたいから音楽をやっているのだと。
何のために音楽をやっているのかわからなくなった時期を経て苦しみながら、その結論に達したようだ。
自分のために生きるのだと悟った人間は強い。
なぜならば、迷いがなくなるからだ。
これからの彼にもっと期待をしたい。