特定非営利活動法人ジャパンハート ファウンダー・最高顧問。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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未来のイメージを絞る

未来のイメージを絞る


 日々、同じ時間を過ごしていると段々退屈になる。
 人間というのは、一旦、征服してしまうと山でも、男女関係でも、手技でも、国家でも、、、。
 興味が半減してくる。

 そこで生まれる余力というか、未消化感というかそういうものが先へ進むエネルギーになっていくのだろうが。

 先日、約2週間の間に、200件ほどの手術をチームで行った。
 もちろん若いスタッフは、医師も看護師もがんばっていて大変充実した時間を過ごしていたに違いない。
 ところが私はというと、確かに体は年々きついが、この未消化感が強く、満足などしない。
 あるおいしい食べ物を食べ続けると、何度目にかは、
 「うん、おいしい。この味、この味。こんな感じ。」という程度の事態になるが、私のとっての200件の不朽の2週間はそれとさして換わらない。

 そこで生まれてきたこの余力を集めて、ある形にしていく。
 それが未来の目標ということになる。
 だから、日常をサボっていたり、目の前の事態に振り回され続けている人間には、未来の目標は生まれにくい。
 
 最近気付いたのだが、そのときにはじめの未来の目標というかそれと、ある未来の時点にたったときのその現実との乖離があまりに大きくなっているのはなぜか?
 どうして想像した、あるいは希望した未来と現実がこうもずれまくってしまうのか?

 この原因は一体?

 その答えが少し分かり始めた。

 それは今の自分という存在や思考の認識のイメージが現実とずれているからなのだ。
 それを修正しなければ未来は、時間と共にどんどんずれはじめて、ある一定時間がたてばすっかり現実が希望や想像とずれていることになる。
 それはそれでいいと言う人もいるかもしれないが。
 
 これを修正する方法を私なりにすでに考案をしているが、今日は書かない。
 灯台下暗しだが、誰もしていない方法で、少々、アイドリングに手間取るが誰にでもできるといえば誰でもできる方法だと思う。

 ヒントをひとつ。

 聖書の言葉。
 はじめに言葉ありき!
 をかみ締めよ。


by japanheart | 2014-05-09 10:28 | 活動記録