ミャンマー北部地震について
2012年 11月 18日
先日ミャンマー北部で発生した地震。震源地から最も近い都市シェボーは地震後、いくつかの建物の被害はあったがそれほど大きな被害はなかったようだ。
鉄橋の工事が行われていた場所で、橋が落下し、作業員が死亡した。
震源地に近い村村はそこから数十キロ。
さらに、被害を受けた村5ヶ所を回った。
大きく被害があった村はそのうちのひとつ。人口約700人くらい。
そこではすでにミャンマー政府の医師をはじめとする医療チームが派遣され治療に当たっており、その地域で治療不可能な患者たちは、シェーボーそして大都市マンダレーに搬送されている。
ミャンマーでも2008年に大型のサイクロンが襲いおそらく10万人以上が津波で亡くなった。
さらに2011年にも国境のほうで、大きな地震が発生し、死者を出している。
このような経験を経て、この国でも災害時の支援体制は、徐々に整ってきたのだと思う。
今回は死者もそんなには多くは発生したとは発表されていない。
私たちジャパンハートの現地人医師・看護師などを派遣し、調査に当たらせている過程で、いくつかの悲しい話はあったらしい。
大きな亀裂が大地に生じ、その中に3人きょうだいのうち2名、2歳と6歳の子どもが落ち込む死亡したそうだ。
残ったのは8歳の長女のみだったらしい。
ミャンマーは外国人を入境を制限する地域が、数多くある。
今回もその地域で起こった地震だった。
幸い、私たちには現地人医師や看護師がいる。
たとえ日本人たちが、そこに入れなくとも彼らにミッションを与え、そこに入っていける。
常日頃、活動しているという地盤の大切さを、痛感する。
そこに拠点さえあれば、何とかなる。