スタッフのこと
2012年 07月 15日
ジャパンハートは海外活動地は,ミャンマー・カンボジア・ラオス・そしてネパール。
ラオスは事務所が構えられ,現在様々な角度から活動の検討がなされている。
ネパールは,上ムスタンという標高が富士山より高い地域で巡回診療が先日行われた。
日本だって、長崎の離島や山梨、島根の離島、宮城の石巻の診療所、不定期には女川の病院などでスタッフが働く。
ジャパンハートのスタッフがそのように散っている。
私は感傷的かもしれないが、そこで働くスタッフのことを時々思う。
特に誰からも支援を得にくい状況にあるスタッフには、何ともいえないような郷愁を感じる。
彼らも自分のためにやっているのだろうが、それでも感謝の気持ちがわき出てくることがある。
ジャパンハートの遠くで働くスタッフの多くはミャンマーで直に指導したスタッフたちだ。
まあ、昔でいうところの、できの悪い弟子たちみたいなもの。
だからなおさら気になるのかもしれない。
かつてジャパンハートのことを気に入らずに去っていた人たちも,実は私がそのような気持ちを彼らに持っていたことなど知るよしもなかろうが。
患者たちに、一期一会の喜びを感じるように、またスタッフたちにもその喜びを感じている。
歳を取ってきたのだろうか?
年々歳々感じるのは、次世代の人たちや大きく年の離れた人たちに囲まれていないような人生というのは、
充実度が低くなるのだろうと、何となく思う。
20年後も自分がそうあるように、手を緩めないで生きていきたいと思っている。
楽はいつでもできるから、死んでからゆっくりと。