12月クリスマスー手術ミッション
2012年 01月 09日
石巻にこども診療施設をオープンし、逆に、海外が手薄になりがち。
今回のミャンマー手術は私自身も久しぶりに体に応えた感じがする。
このミャンマーの活動が、今の私たちの活動の心臓部だから、これが上手くいくことがあらゆる活動に影響を及ぼすと感じている。
ので、何とかむち打ってがんばり続けている。
12日間の間に203件の手術を行った。
最後の3日間は、寝袋を手術室に持ち込み、仮眠を少しとりながらやり続けた。
朝なく、昼なく、夜なく、ただ黙々とやった感じがする。
合間、合間に数十人の外来患者を診察した。
手術が終わった時、ミャンマー人たちが倒れ込んでいた。
その姿を見てうらやましいと思った。
若いときに、こんな経験をできることは、どんなすばらしい未来を引き寄せるのだろうと。
自分のために、そして人のために、倒れるまで働ける人間が世の中にどれほどいることだろう。
この経験はやがて血肉になることだろう。
神の摂理は複雑に入り組んでいて、常人には理解できないかもしれない。
今回のような経験が因となり、将来何を生み出すのかは。
しかし私が思うには、真理は至ってシンプルだ。
極限までいったら自分のためも人のためもなくなる。
ただそこに自分がすべきことが見えるだけ。
それをさらに突き詰める。
そこには、少し時間がたてば、自己の人生の開花と新しい未来の萌芽を感じることだろう。
シンプルな真理は、かつて先達たちが教えてくれたこと。
情けは人のためならず。
これに尽きる。