バンコク講演
2011年 10月 21日
今日はバンコク講演。
トランジットで10時間のバンコク滞在。
2年ぶりのバンコクか?
どうもタイは今大変らしい。
洪水で、あちこち避難命令が出ている状況。
前回のタイの講演会時は、タクシン派と反タクシン派でもめていて、戒厳令がひかれていた。
なぜかいつもタイは、こんな感じ。
タイの上を飛んでいると、あと20年でミャンマーもこんな感じになると思うと少し寂しい気がする。
良くも悪しくも、あの厳しい環境下でこそ、ミャンマーの文化が昔のまま残っていたという気がする。
日本もタイも、あっという間に変わってしまった。
雪崩のような海外の影響を受けるということは同時に、その良いとこも悪いとこも取り入れ、自国の良いとこも悪いとこも失うということになる。
もし日本が、60数年前に、ゆっくり自国のペースで文化を残せていたら今時どうなっていたのか?
明治の頃に、それができていたら、廃仏毀釈などというばかげたことは起っていなかったろう。
しかし、時代は容赦なく進む。
政治に左右されない文化の保存の良い方法がないものか?
ミャンマーで今からそれを見届けなければならないのかもしれない。
ちょっと寂しいな。