海外での活動のバードル
2011年 06月 27日
カンボジア、ミャンマーもそれは同じ。
それがないと、何かと不便な点もある。
たとえば、日本政府や郵貯の補助金などは、この現地政府との正式な契約を前提とすることが多い。
要は、それがないとお金は出しませんよということになる。
この契約を、たとえばジャパンハートとある政府が結ぶわけだが、それを正式には
MEMORANDUM OF UNDERSTANDING(MOU)という。
翻訳すると、覚書という訳になるかもしれない。
これがなかなか大変な国と、結構簡単な国がある。
カンボジアは、NGO天国。だからそんなに難しくないらしい。
ミャンマーは、大変。そう簡単には信用がないと契約してくれない。
今回はミャンマーの首都、ネビドーで現地政府の要人たちと会い、その話し合いをした。
医者の仕事だけしていたらいいわけじゃない。
ということが、嬉しくもあり、悲しくもある。
しかし、最近は東北の震災支援もやっているので、なんだか行政の人たちと話し合う機会が結構増えて、医者の仕事が減っている。
いまは、ミャンマーにいて毎日手術なんだけど、患者の治療に専念できるのは幸せなことだとつくづく思う。
人間、自分の思い通りにはなかなかいかない。
最近、どうもいけてない。
そう愚痴っていたら、世間は先生のことを、結構いけていると思っていますよって言われた。
世間からはどう見えようと、本人がいけていないと言うのだから、間違いない。
私は、最近結構、いけてない気がする。
もっとがんばらねば!