ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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そして再び、気仙沼

そして再び、気仙沼

 ミャンマーから帰って、2週間ぶりに気仙沼を訪れた。
 来るたびに、被災地は徐々に落ち着いている。
 目の前を、サッカーボールを抱えた子どもが自転車に乗って通り過ぎる。

 一方で、被災地の避難所で生活する人々はかなり疲れてきたらしい。
 それが表情から手に取るようにわかる。

 どうすればいいのだろう?
 健康をそんなに害している様子はない。
 自由にならない生活。
 仕事が出来ない生活。
 将来への不安を抱える生活。

 それを抱え込んでじっと耐えているように感じる。

 こんなこといつまで、させているのだろうか?
 あと何ヶ月待てば、何がどう変わるのだろうか?
 国は、行政は何をどうしてくれるのだろうか?

 少しでも早く、何がしかの指針を知らせてあげてほしい。
 ゴールを。我慢しなければならないゴールの日にちを知るだけで人は少し楽になる。

 今回の大災害で、行政の機能は、国・県・市、すべての単位で麻痺した。

 そして医療は、日赤をはじめとするさまざま医療機関へ丸投げされた。
 しかし考えてもらいたいのは、彼らは今まで普通に診療していた医師たちであり、病院経営をしていたに過ぎない面々なのだ。
 それにいきなり、長期的視点に立って医療行政をさせてもうまくいくはずがない。
 そのゆがみはや機能障害はいたるところに出ている。

 今回のことで、官といわれる分野の人たちは、もう一度大いに反省してほしい。
 民のための官なのに、民が苦しんでいる。

 どんなことがあっても麻痺しない仕組みづくりを、作り上げなければならない。
 
 すべては人が織り成す景色。
 どの分野も、一部の利権によって、人がうまく育たないことがあってはいけない。

 もう一度、根幹から国を作り直す覚悟がいると思う。
 でもやらねばならない。
 ここで私たちが踏ん張って、子孫には同じ轍をふまさないために。
by japanheart | 2011-05-08 01:09 | 活動記録 | Comments(0)