ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

子どもの心のケアということ

子どもの心のケアということ

 本格的に、子どもの心のケアーの準備に入っている。
 行政,たとえば県は県、市は市など、という単位で何かを期待している節がある。
 
 先日あるサイトで、韓国人のジャーナリストが面白いことを書いていた。
 一言で言ってしまえば、この国の政府は最低だが、国民は本当に素晴らしい、という内容だった。

 今回の件で、私は行政は、国民をもっと信用すべきだといいたい。
 どれほどの、善意が必要なタイミングで発揮できずに、無駄になったかは誰も図ることはできないが、図れれば、議員たちは次の選挙で、必ず落選させられる。
 市民の力というものが、実は成長などしなくて、ある一定のものだと考えているらしいが、この十数年で本当に成長しているのだ。

 行政が国民と、意識が分離している。
大阪府や名古屋市のようになって、お尻に火がついてから多分、議員たちも気づくだろう。

 困ったときは、別に行政単位でなくても、ある権威に頼らなくても、誰にでも助けてもらったらいいんじゃない?

 子どもの心のケアーは、本当に専門的な知識が必要だ。
 簡単な気持ちでアプローチすると、かえって症状を悪化させることは珍しいことではない。
 だからこそ専門的な知識を持つものとそれを支えたいボランティアがいいバランスで共働しなければならない。
 さらにいえば、子どもの心の専門家やその経験のあるものは極めて少ない。
 そして残念なことに、それぞれの病院で患者となる子どもたちが診療を数ヶ月、数年という単位で予約がつまり、待っているのだ。
 だから、この専門家たちが、今の被災地に積極的に関わる、ずっと関わるということは現実的に難しいことが分かるだろう。
 だからどうしても中途半端になる可能性がある。

 私たちは、この壁を何とか突破する。
 そして、継続的に小児科医や臨床心理士を確保して、数年かけて責任を持ってゆくつもりにしている。

 あまりにも広い地域の子どもたちをどのようにして、ケアーするのか?
 まあ、それはみんなの力を借りるしかないんだけど、それが行政にできるかな?

 目の前で、親や同級生たちが波に消えていったような経験を持つ子どもたちのことを本気で考えるなら、
とやかく言わずに、素直に、国民を信用し、手伝ってもらうべきだと思う。
 
 これが嫌なら、私たちは私たちで、必ず次の選挙で、逆襲する。
by japanheart | 2011-04-17 10:17 | 子どものこと | Comments(0)