カンボジアー甲状腺腫瘍と対峙する
2011年 01月 09日
一昨日、ミャンマーから帰国したところだが、今日からカンボジアに向かう。
甲状腺の腫瘍、おそらく腺ガンだが、13歳の女の子の甲状腺にできた腫瘍を手術しに向かう。
カンボジアでは、子どもの手術をしてくれる病院はいくつかある。
がしかし、この病気は治らないということで、治療を拒否されてきた。
それが、カンボジアの医療事情だとあきらめていたが、なぜだか治療をしないといけないと、こころの声がして
この治療と対峙するために、医療ミッションを組むことにした。
それじゃということで、カンボジアとミャンマーをつなぎ多国籍間医療ミッションにして、多くの子どもたちにも手術を受けてもらおうと、カンボジアで手術後、ミャンマーに渡る。
約1週間の行程。
参加する医師は小児外科医3名、小児科医2名、甲状腺外科医1名、それに私を含むジャパンハートの医師3名、外部から手術室看護師1名、ジャパンハート看護師15名の計25名の医療チームができあがって、これでミッションに望む。
ミャンマーでは数名の子どもの鎖肛という腸閉鎖の子どもたち、髄膜瘤という神経が飛び出した病気、そして尿道下裂という病気など主に先天異常に対して向かい合う。
せっかく、医療者になったからには、まあいろいろなところで国境・人種も取っ払って患者たちのために一発やってみたいと誰もが思ってくれたら助かる。
これからも果敢に、挑戦し、新しい水平を見つけてゆくつもり。
行動しなければゼロ。
行動すれば、プラスかマイナス。
いずれにしろ人生は動く。
人生動けば、何かが生まれる。
外ではなく、中に、私の中に、それは生まれる。