病院の器械
2005年 10月 10日
私のいる病院には、元々中国製の滅菌器があります。
昨年、手術をするごとにほとんどの患者が、術後感染を起こした時期があります。
買った糸が悪いのか、使っているガーゼが悪いのか、それとも滅菌が不充分なのか?
毎日毎日、抗生剤を患者に注射しながら考え込みました。
もう何年使っているかも不明のこの中国製の滅菌器が悪く、それでガーゼや手術着、手術器具を滅菌していたために感染を起こしているのではないかと疑い、お湯を沸かして煮沸滅菌に切りかえたところ、感染が起こらなくなりました。因みに煮沸滅菌は100度です。
そして今なお病院のミャンマー人は相変わらずこの器械を使っています。私達は新しい滅菌器をもらった寄付で買い、今は順調ですが。
この中国製の滅菌器、通常120度で滅菌する事になっているのですが、多分70-90度位にしか上がっていないような気がします。こんな器械はダメだとミャンマー人に言うと皆怒ってしますので、どうもこの器械は滅菌悪いと思ういいながら、彼らの様子を見ていますが、、、、。相変わらずそれを使っている様子です。滅菌中も、絶対もれない水が、湯気と泡を吹きながら漏れている様子。大丈夫かな?と我々に関係のない患者でも少し心配です。