ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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耐えられぬ死

耐えられぬ死

 最近よく考える。
 私にとって「耐えられぬ死」というのはどういう死なのか。

 二つの死が、私にとって耐え得ぬものだと分かる。

 一つ目の耐え得ぬもの
  それは、自分の患者たちが、おそらく自分の医療技術の未熟さ故に、亡くなってしまったとき。
  今まで何度も経験している。
  その度に、嗚咽するほど苦しむ。
  もう医者を、やめて楽になりたいとこころから願う。
  しかし、目の前には、私を求める患者たちがいる。
  私は一体どうすればいいのか?

 二つ目の耐え得ぬ死。
  それは我が子の死。
  それは想像できない。
  やはり人は、生まれてきた順番に死ななければならない、と思う。
  我が子の死を、みおくることは耐え難い。

 私は、自分の死に関しては、多分恐怖はあっても、それは上の二つの死以上の苦しみではない。
 自分が消滅しようとも、苦しくはない。
 悲しみはあっても、そこに苦しみはない。

 私の父親が亡くなった。
 父親と私はちょうど30歳、離れている。

 この親の、生きた証が私に宿っているのだと認識している。
 その父親の死をみおくり、私はこころでこう誓ったのだ。
 

 あと30年間、暴れ回わります!
 
Commented by 初めまして。 at 2010-10-16 09:38 x
吉岡先生、初めまして。私は、和歌山の看護学生です。先生のブログをいつも拝見しております。人の命に対して、とても真摯に向き合っておられる先生を、とても尊敬しております。私も、心して日々勉学に取り組みます。いつか、ジャパンハートの研修に参加させて頂きたいです。その時は、どうぞ宜しくお願い致します。
Commented by 奈津子 at 2010-10-17 23:05 x
こんばんは。
私は今テスト前で勉強が少し大変ですが、先生のブログは毎回読ませて頂いてます。
先生のお父さんは、必ず先生の頑張っている姿、日々努力している姿を天国から見守ってくれていると思います。
なにかの形で先生の活動に参加したいです。
応援しています。
お体大切にして下さい。
by japanheart | 2010-10-14 21:26 | いのちの重み | Comments(2)