再びーミャンマーへ2009年最終ミッション
2009年 12月 22日
今日再び、ミャンマーへ向かう。約10日間の日本滞在は嵐のように過ぎ、東京・大阪・九州・岡山とめぐり今から出発する。
本年の目標は達成しえたろうかと考えたとき、素直に頷けないでいる。
多分、目標設定が具体性を欠いているからかもしれない。
忙しくなるにつけ、自分の健康、家族との調和、スタッフの生活、想い、現地の患者たちの治療などうまくバランスをとってゆきたいなと思う。
私は心がけていることがあって、それはピークを作らないこと。
環境のことではなく、こころもちのことを言っている。
言い換えれば、いつも不満足でいること。
この不満足さが、多分常に私を向上させてくれると信じている。
なぜだ私の中で現状維持を否定する働きがある。現状維持は、すなわち緩やかな衰退を意味している感覚がある。緩やかな衰退という流れになじんでしまうと、ある時突然、急降下をし始めるという事態に陥った時、体制の建て直しなどほとんど不可能になる。
そうやって潰れていく組織は何も企業に限ったことではなく、国や個人でも同じことだ。
常に新たな改新と変えてはならないものの自覚し、今の不満足から次の段階を生み出し、そして再びその中で不満足な部分を知覚してゆく。
いつも10年単位で物事を判断しようと心がけている。
2年で正しいことが10年で正しい保証などない。
だから、小さな成功や達成に浮かれないでいつも時間軸の中で小さな変動なんだと自分に言い聞かせている。
2009年は今一だった。
2010年も今ひとつだろうが、2009年よりかなりいい年になる。