日本から
2005年 09月 28日
この子供は、首に腫瘍のできた男の子です。この腫瘍はリンパ管腫という良性のものですが、日本では通常、薬を使って治療します。この腫瘍の中に、注射液を打ち込みます。しかし、ここではこの薬が手にはいりませんので手術をして取ることになります。
日本で中外製薬という会社がありますが、ここがこの薬をつくっています。
”だめもと”と頼んでみたところその薬をもらうことに同意してくれました。
この製薬会社のある方が奔走してくれたからですが、1年に何人もの子供たちが手術をすることなく注射のみで治っていきます。
いつも思うことですが、誰か一人でも責任を持って、その事にあたってくれれば、何とか道は開けていくものだと感じています。
たった一人の責任ある行動が、何人もの人の人生のクオリティーに関わっている、繋がっていていて、それを改善していく。それはすばらしいことだと思いました。