カンボジア事業
2009年 10月 07日
いよいよカンボジア事業が本格的に準備を終え、始まろうとしている。
ミャンマーとは全く違うコンセプトでやってみるつもりだ。数人の看護師を中心に活動を組み立ててゆく。
ジャパンハートでやっている国際看護研修もセキュリティーの問題をかんがみながら、カンボジアへシフトしてゆく。
今までは私が考えて、それを形にすることがスタッフの仕事だった。
しかしこれからはスタッフのオリジナルを生み出し、自らそれを実現してゆくことで、ジャパンハートの未来もさらにいいものになる。
創造するときは、型を忘れた方がいい。
喧嘩がめっぽう強い暴れん坊が、柔道や空手を始めて弱くなることが多い。型がなければ相手は動きや呼吸を読みにくい。しかし、ある武道を始めれば型にはまり、その型から繰り出される動きは相手には想定内の動きであることが多くなる。そうして武道を習い始めた暴れん坊は、いとも簡単に倒されてしまう。彼が強くなるのは、ずっと後のことだ。
自分のやることを型にはめないという極意がある。
それで行けるとこまで行く。やがて壁にぶつかるときが来る。そのときが型を必要とするタイミングだ。その後、しばらくは創造性は封印され、まるで土に栄養をためるように、思い通りにならない
時期がある。
そうした後、春がやがてゆっくり訪れ、才能が新たな開花を始める。
今ジャパンハートにいる多くのスタッフには、まだ型は必要ない。
その前に存分に暴れまわってほしい。