Sad story されど
2009年 09月 15日
さらに欲深い私の話を。
いつかシャン州という北の地域でわずかなお金で売られてゆく子どもたちの話を書いたことがある。
ジャパンハートのスタッフ;マトゥーザは親がエイズでなくなってゆく子ども達を自分のわずかな蓄えで今まで面倒を見てきた。約16人の子ども達を彼女は面倒を見ている。
多分それが彼女の精一杯の出来ることだと思う。
先日、彼女が私にある話をした。
彼女が2人の子どもを引き受けるという話。
子ども達の母親はすでにエイズで死に、今、父親もエイズで先が長くない。
この子ども達はもともと4人きょうだい。
一番上の子は母親が亡くなったあと、父親の知り合いの村長の知人という男性が面倒を見るということで引き取っていったそうだ。
いつでも会いたくなったら会いに来ていいと、住所を書いた紙を手渡したそうだ。
父親は、何かの時に村長と一緒にその住所に行く。しかし、、、、。
何もなかった。
村も、娘も、何も。
全てうそだった。
今、その娘はどこにいるのだろうか?
二番目の子どもはクリスチャンの神父が面倒を見てくれているそうだ。
三番目と四番目の子ども達を彼女が面倒を見る。
父親が、自分がまだ生きている間に、子ども達を彼女に引き取って行って欲しいと頼んだそうだ。
安心して死にたいと。
さらに欲張りの私は彼女の人生にも乗っかった。
彼女と共にヤンゴンに大きな施設をつくりたいと思う。
今年中にやる。
このような子ども達を引き取り、学校を出し、職業を与えるところまで何とか面倒を見たい。
もっともっとこんな子どもたちがいる。
彼女は人生をかけてこのような子ども達の母親になってくれる。
だから安心している。
私は喜んで彼女をサポ-トする。
きっと、彼女が子ども達を幸せにしてくれる。