サガインー3日目
2009年 08月 20日
サガインに戻って3日目。すでにかなりお疲れモードに入っている。
大学時代の同級生の外科医師が、今来てくれていて、手術してくれている。
昔懐かしみ色々話をしているが、体は正直で、お互い疲れたなと、慰め合っている。
大学時代、一生懸命、医学を勉強した記憶が全く無い。
日本の医学の大学教育は、ほとんど上手く機能していない。
教育は、国の柱、上手く機能するために、アイデアがあるのだが。
それはさておき、最近、すっかりミャンマー人スタッフが増えた。看護師養成のための、新しいメンバーも加わった。
数年後彼らが、せめて自分の子どもやきょうだいや親の生活を支えれるだけの、生活力を持って欲しいと思っている。
かれらの生活は、決して豊かではない。
今回来た17歳の女の子は、チン州という、インドとの国境を接する州から一人やってきた。
ヤンゴンでスタッフが面接した時、親も同伴していたが、正月休みには親元に帰しますといったら、親は勉強し終わるまでは帰ってくるなといったそうだ。
先日、お茶を喫茶店で飲んでいたら、彼女が公衆電話の前に来て順番を待っていた。多分寂しくなって、親に電話でもしたいのかなと思ってみていた。彼女は腕時計を見た。どうやら時間がなくなったらしい。また病院の中に帰っていった。
本当にこんなありがたいチャンスは無い。だから免許がとれるまで帰ってこなくてもいい。頑張って看護師にしてもらいたい。とは、この子の親が、その時言った言葉だ。
私達の責任は重い。
こんな子をこれからもどんどん増やしてゆきたい。