ジャパンハートの代表。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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脳瘤のこども

脳瘤のこども

 脳瘤という先天的な(生まれつきの)病気、正確には(奇形)がある。
 いくつかタイプがあるが、ミャンマーで多いのは、ちょうど眉間の部位にあるものだ。

 眉間の骨がなく、穴が開いている。そこからひどいものは脳の一部が飛び出し、ほとんど皮膚一枚(+α)で外と隔てられている。
 今回も大きな脳瘤の2歳の子どもがやってきた。
 一度、現地の大きな病院で手術を受けているが、簡単な手術をしただけで、奇形は直っていない。
さらに悪いことに、そこに感染を起こし、ひどく腫れ上がり、小さな穴が開いて、髄液という脳を包み込んでいる液体がもれ出ていた。
 そこにひどい感染を起こせば、脳炎や髄膜炎になる。そしてほとんど死ぬ。

 抗生剤をがんがん点滴して、何とか感染を収めた。

 この子どもは目が眉間に大きな塊があるために大きく離れている。まっすぐにはものが見れない。
 私が正面から普通に話しかけると機嫌よく、真横を向く。
 どちらかの目で私を見る。そしてにっこり微笑む。
 知能は正常のようだ。

 感染は収まったものの、奇形は直っていない。
 現地の私に与えられた環境で手術をするのは難しい。

 先日、国立病院機構岡山医療センターの青山院長に相談した。
 脳外科、形成外科、麻酔科、そして小児外科。
 話し合いがもたれたそうだ。

 返事がきた。
 
 WELCOME!

 これから忙しくなりそうだ。

 ひとりの子どもを救うのに、100人以上の人たちが動く。
 なんと非効率なことをしているのだろう。

 もし私が日本で再び働くことがあったとしても、あなたやあなたの子どものために、こうしてもみたいと思う。
 
Commented by マンダレー at 2009-06-26 12:23 x
本 購入しました~。
Commented by マンダレー at 2009-06-26 12:29 x
健康をお祈りしています
by japanheart | 2009-06-26 00:00 | 活動記録 | Comments(2)