特定非営利活動法人ジャパンハート ファウンダー・最高顧問。1995年より国際協力医療活動をはじめ、ミャンマー・カンボジアなどで、これまで1万人以上の子どもたちに手術を行ってきた。


by japanheart
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未来を予想する

未来を予想する

 人の未来を予想する。
 この人はその道でどれくらいのレベルになるかは、1月ほど一緒にいれば大体わかる。
 そのパラメーターは、いくつもあるが、大切なパラメーターはたった二つしかない。
 人格のいい、悪いはほとんど関係ない。
 パラメーターのうち、ひとつは健康。これは日常的なことがらからわかる部分と、人の運命も関係しているような部分もあるので、はっきり予想できない私は未来の判断基準からは除外している。
だから結局はたった一つのパラメーターで大きく判断していることになる。
 ただこれは現在の状態が、続いた時間的延長線での話なので、途中で生き方を変えれば、またそこから予想をしなおさなくてはいけなくなる。

 さて、それはいったい何か?

 答えは、「自分に訪れる、あるいは目の前を通り過ぎる情報(出会い)に対してどれくらい強く、しかも高い頻度で積極的に関われるか、そしてそれをどのくらい維持できるか」ということだ。

 たとえば、医者として働いて、重症の患者がやってくる。そのときめんどくさいなと思う医者もいれば、私が診たいと積極的に前に出る医者もいる。
 救急外来で患者が来たとき、いつも一番最初にやってくる医者がいる。なかなか来ない医者もいる。
 寝たきりの患者の爪が伸びていても気にもしない看護師がいる、すぐに気づいてきってくれる看護師もいる。
 電車の中で目の前に怪我をしている人が立っている。
 目の不自由な人が切符を買おうとしている。
 重たい荷物を引きずっている女性がいる。
 薬の内容がわからない老人がいる。
 地図を見ている迷った人がいる。

 日常生活の中で、自分の目に飛び込んでくるこのような情報(出会い)に日々、刻々どう向き合うか?
 これで人生決まる。
 どれも学歴はいらない。
 人格もいらない。どれも常識の範囲内だ。

 積極的に前に出る人間に人生の女神は微笑む。
 なんでも人より積極的に関わる医者が10年たったら、そうでない医者に比べてどうなっているのかは、誰でも想像できる。
 日々のあり方が、時を掛け、あっという間に、大きな差になる。

 実はこのことは誰でもなんとなく、直感的にはわかっている。しかし、意識化できないので、大きな”むら”を個人の中で生んでいる。この”むら”の平均値が自分の人生に結果として投影されるので、それぞれに今の人生がある。
 その平均値をあげるにはどうすればいいのか?

 答えは簡単。
 いつも意識上にあげておく。
 常に心で、もう一歩積極的にと言い続けて行動する。
 その高い状態を、努力して維持する。

 1年でびっくりするくらい、人生が進む。
 これこそ人生の極意。

 このことは、一足先に、妻に教えた。
 少しくらいメリットがないと、うちの妻も報われないから。
 

 

 
by japanheart | 2009-06-23 23:36 | 基本 | Comments(0)